社高校、小野高校、西脇高校の美術部合同展覧会「三校展」が兵庫県加東市社、やしろショッピングパークＢｉｏで開かれている。１０代の感性が光る絵画や立体造形、イラストなど約６０点が並ぶ。３０日まで。

　作品を評価し合い創作意欲向上を図る目的で開催し、今年で１６回目。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、２年ぶりの催しとなった。

　会場では、ごみ箱にごみがあふれているものの無人の公園を描くことでコロナ時代を描写したような油絵なども展示。立体造形では、自身の劣等感などを比喩的に表現したという３匹の昆虫の顔を合わせた等身大の作品が目を引く。

　社高美術部長の西山航世さん（１７）は「各校ともコロナで活動がままならない中、一生懸命に取り組んだ作品が少なくない」と言い「みんなの努力を見てほしい」と話していた。

　午前１０時～午後６時（３０日は同３時まで）。２９日は休館。（中西大二）