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慰霊碑の前で手を合わせる関係者たち=加西市網引町
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慰霊碑の前で手を合わせる関係者たち=加西市網引町

 兵庫県加西市網引町の旧国鉄北条線(現北条鉄道)で太平洋戦争末期、列車が脱線、転覆した事故から丸76年を迎えた31日、網引駅近くの石碑の前で慰霊祭が開かれた。当時の乗客や北条鉄道の関係者らが手を合わせる前を、弔笛を鳴らしながら列車が通過した。

 事故は1945(昭和20)年3月31日、法華口-網引駅間で起きた。試験飛行のため旧姫路海軍航空隊鶉野飛行場を飛び立った戦闘機「紫電改」が不時着した際、レールが破損。直後に走ってきた列車が脱線、転覆し、12人が犠牲となり、62人が重軽傷を負った。現場近くでは昨年、遺族や関係者、北条鉄道が「列車事故殉難の碑」を建立している。

 事故発生時刻に近い午後5時前、関係者が集まり、碑に花などを供えた。その後、参列者が手を合わせる前を、列車が弔笛を鳴らしながら通り過ぎた。

 参列した加東市の男性(84)は当時8歳で姉と一緒に列車に乗っていた。事故のことは今でも夢に見ることがあるという。「争いや戦争で人の命が失われるのは悲しい。平和がいつまでも続いてほしい」と願い、手を合わせた。(小日向務)

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