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「第4波を乗り切るため、危機感が必要」と語る岩井正秀病院長=西脇病院
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「第4波を乗り切るため、危機感が必要」と語る岩井正秀病院長=西脇病院

 新型コロナウイルスの「第4波」による感染拡大が収束する気配が見えない中、兵庫県西脇市では西脇病院の岩井正秀病院長が防災無線を通じ、「もうしばらく辛抱しましょう」と、市民に感染対策の徹底を求めている。同病院ではコロナ専用病床(8床)が現在、満床状態となっており、岩井病院長は「重症化した患者に応対するため、看護師の人繰りが難航している」と厳しい現状を打ち明ける。(聞き手・伊田雄馬)

 -緊急事態宣言延長後、市民向けに自らメッセージを放送した。

 「西脇だけでなく、北播磨全域で感染者数が増加している。人数は神戸や姫路より少なく見えるが、人口比率で比べるとそれらの地域と変わらない。高い水準だ。市民の不安をあおるつもりはないが、(放送で)危機感を持ってもらう必要があると考えた」

 -感染の第4波をどう受け止めている。

 「事業所などでのクラスター(感染者集団)だけでなく、感染経路が分からない陽性者が広い範囲で出ている。重症化率も以前より格段に増えた」

 -今年2月、西脇病院にコロナ専用病床を開設した。

 「感染症指定医療機関の加西病院(同県加西市)での受け入れが限度を超えている。5床からスタートしたが、県からの要請を受けて1カ月後に8床に増やした」

 「開設当初は余裕があり、阪神間などの患者も受け入れていた。だが、今は北播磨の患者で埋まり、1人が退院すればすぐ他の人が入ってくる状況。受け入れきれず、自宅療養となっている人も少なくない」

 -懸念される事態は。

 「コロナ専用病床は中等症以下の患者を想定して設けた。重症者が増えると、容体の急変に対応できる看護師が付かねばならない。病院全体での人繰りが厳しくなる」

 -改めて市民に伝えたいことは。

 「小まめな検温や手洗いなどの体調管理を徹底してほしい。特に食事は1人で黙々と食べるだけで、リスクが抑えられる。苦労している飲食店は気の毒でならないが、ワクチンが効果を発揮するまで、もうしばらく我慢していきましょう」

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