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金とトルコ石で装飾が施された帯鉤=加西市豊倉町
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金とトルコ石で装飾が施された帯鉤=加西市豊倉町

 地金に模様を彫り、金属や宝石をはめ込む彫金技法「象眼(ぞうがん)」が施された装飾品などを集めた企画展が18日、兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」(加西市豊倉町、県立フラワーセンター内)で始まった。古代中国で盛んに生産されたといわれる精巧な装飾に彩られた25点が並ぶ。展示は来年3月13日まで。

 「象嵌(ぞうがん)」とも書き「象(かたど)る」と「嵌(は)める」を意味する。金属の表面に鏨(たがね)で模様や文字を彫ったり、溝を刻んで金銀などの貴金属や宝石をはめ込んだりする。中国では3700年ほど前から作られ、祭礼の道具として使用されたほか、財力や権力を誇示する物として富裕層からも好まれた。

 会場には後漢王朝までに作られた品々が並び、最も多いのがベルトのバックルの役割を果たした「帯鉤(たいこう)」。湾曲した棒状の地金には、金やトルコ石による細かな細工が施されている。先端にはヘビや鳥、獣などの頭部が彫刻され、目を引く趣向が凝らされている。

 同館の長濱誠司事業課長は「大昔の技術ではあるが、現代でも通用する美しさがある」と説明。展示を訪れた同市の主婦(72)は「2千年以上も前にこれだけのものを作った人がおり、今もきれいに残っていることが素晴らしい」と感心していた。

 午前9時~午後5時。水曜休み。大人100円(高校生以下は無料)。別途フラワーセンターの入園料(一般500円)が必要。同館TEL0790・47・2212

(伊田雄馬)

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