３回目の新型コロナウイルスワクチンの接種について、小野市は１９日、市内の医療従事者１３７人に向けて接種券を発送した。今後も接種が可能となった市民に順次発送する方針で、一般市民向けの集団接種は１月下旬から、市伝統産業会館（同市王子町）で開始する予定という。

　同市によると、３回目接種券の発送は北播磨５市１町で初。厚生労働省は２回目接種終了から原則８カ月経過した人を対象にしており、１２月１日から全国で開始される。

　今後、医療従事者への接種券発送は、１２月１６日と来年１月６日に実施し、その後２週間程度の間隔で行う。６５歳以上の高齢者への発送は来年１月中旬以降を見込んでいる。

　また、同市は今回の接種券を予診票と一体型とし、１、２回目の接種日も記載。市民の利便性を向上させた。

　同市の担当者は「接種可能な時期に合わせて接種券が届くよう、今後も努力を続けていく」としている。（杉山雅崇）