兵庫県小野市下来住町の農事組合法人「きすみの営農」が、地元で収穫されたそば粉を使った乾麺「きすみのそば」を発売した。自社工場で製粉したそば粉を使用し、新鮮な風味を家庭で楽しめる。また、同法人が生産したそば粉を使用しているＮＰＯ法人「ぷらっときすみの」は１２月１２日、ＪＲ小野町駅前（同町）で、そばや巻きずしなどを提供する「きすみの感謝祭」を開く。（杉山雅崇）

　きすみの営農は２０１３年設立。同市来住町と下来住町の農家で構成し、コメやソバなどを育てている。昨年１２月には、同市下来住町に製粉工場を建設。栽培から製粉までの工程を一貫して行い、できたてのそば粉を提供している。

　乾麺は、地元で採れたそばを家庭でも味わってもらおうと、初めて生産した。土産としての需要も期待している。

　「ぷらっときすみの」は、同法人が生産したそば粉を使用。ＪＲ小野町駅と鍬渓（くわたに）温泉きすみのの郷（さと）（同市下来住町）で店舗を運営しており、地元客から観光客まで幅広い人気を集めている。

　きすみの感謝祭は年末の恒例行事。できたてのそばと巻きずしのほか、「きすみのそば」や野菜の直売も行われる。

　きすみのそばは、３人前（２４０グラム）５００円などで販売中。きすみの営農ＴＥＬ０７９４・６３・８４５４。きすみの感謝祭は午前１０時～午後２時。入場無料。ぷらっときすみの１号店ＴＥＬ０７９４・６２・５１１６