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源義経が「はったい粉」を食べた後、一ノ谷に向かったと伝わる「粉喰坂」=小野市樫山町
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源義経が「はったい粉」を食べた後、一ノ谷に向かったと伝わる「粉喰坂」=小野市樫山町
義経一行がのどを潤したという「亀井が淵」=小野市樫山町
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義経一行がのどを潤したという「亀井が淵」=小野市樫山町
弁慶が積んだ? 山中で存在感を放つ「弁慶の重ね石」=小野市樫山町
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弁慶が積んだ? 山中で存在感を放つ「弁慶の重ね石」=小野市樫山町

 2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。登場人物の中に、言わずと知れた悲劇の名将・源義経がいる。兵庫県小野市には義経ゆかりの伝説が数多く残る。伝承によると、「鵯越の逆落とし」で有名な「一ノ谷の合戦」の直前、義経一行が、現在の小野市樫山町付近に立ち寄ったという。地元住民が語り継いできた史跡を訪ねた。(杉山雅崇)

 小野市観光協会が1999年にまとめた「おのふるさと散歩」によると、源平合戦で平家方の三草とりで(現・同県加東市)を陥落させた義経一行は、一ノ谷(現・神戸市須磨区)に向かう途中、樫山地区で一休みした。空腹の義経らは、近くの農民にもらった大麦などをいって粉にした「はったい粉」の味に満足し、農民の年貢を免除したという。

 この伝説を裏付けるように、同町付近には少なくとも五つの義経にまつわる史跡が残されている。その一つが同町と三木市の境にある「粉喰(こくい)坂」で、はったい粉を食べて気をよくした義経一行が、この道を通って一ノ谷に向かったと伝わる。

 近くのわき水「亀井が淵」は一行がのどを潤した場所。南西に約1キロの山中にある「弁慶の重ね石」は、満腹になった家臣の弁慶が積んだ巨石とされる。

 ほかにも、この故事による年貢の免除を伝える石碑や、義経が座って一休みしたと伝わる巨石「義経の腰掛け岩」もある。

 小野市立好古館の石野茂三館長は「義経が三草合戦から一ノ谷に向かったのは史実」とした上で「史料が残っていないのではっきりとしたことは言えないが、軍勢の一部が樫山町を通過した可能性はある」と解説。大河ドラマ放映を機に、伝説の武将にまつわる史跡がにわかに脚光を浴びている。

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