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JICA関西センターの佐藤恭仁彦所長(右)からトンガの返礼品を受け取る蓬〓務市長=小野市中島町(注)〓は「莱」の「来」が「來」
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JICA関西センターの佐藤恭仁彦所長(右)からトンガの返礼品を受け取る蓬〓務市長=小野市中島町(注)〓は「莱」の「来」が「來」

 兵庫県小野市が12年前からそろばんを送っている南太平洋のトンガから、返礼品としてヤシの葉で作られたうちわなど77点が同市に届いた。今年1月の火山噴火で、甚大な被害を受けた同国。市は災害見舞金として100万円を送付するほか、募金活動も実施しており、担当者は「大変な時こそ絆を深めたい」としている。(杉山雅崇)

 現地で支援活動を行っている国際協力機構(JICA)関西センター(神戸市中央区)の佐藤恭仁彦所長が、同国の代理として市に返礼品を手渡した。

 同センターによると、同国では1980年代、当時の国王が「算数嫌いの国民が多い」と憂慮し、そろばんの導入を決定。現在も、小学校でそろばんの授業が行われているという。

 そろばんの産地として知られる同市は2010年から、家庭や職場で使われなくなったそろばんを海外に無償提供してきた。これまでに送った1万丁のそろばんのうち、86%に当たる8603丁がトンガに送られたという。

 返礼品は、ココナツの葉を編んだうちわや、「コトア」と呼ばれる堅い木をたたいて伸ばし、ポスターのように絵や文字を描いた「タパ」など。現地の児童が書いた手紙も同封されていた。

 昨年11月には同国から発送されていたが、新型コロナ禍や大規模な噴火の影響で、到着が2月に遅れていた。25日に同市役所で開かれた贈呈式で同市の蓬〓務市長は「市民を代表して感謝する。見舞金で一刻も早い災害からの復興を支援したい」と話していた。

 同市産業創造課窓口では現在、トンガへの義援金を受け付けている。

(注)〓は「莱」の「来」が「來」

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