春の全国交通安全運動(6~15日)を前に、兵庫県警加西署は4日、北条鉄道北条町駅(加西市北条町北条)で啓発活動を行った。鉄道ファンで知られるタレントの斉藤雪乃さんが一日署長に就任し、乗客らに交通ルール順守を呼び掛けた。
列車には、地元高校生が「歩行者優先」の文字などをデザインしたヘッドマークを掲示。斉藤さんは列車に乗り込み、乗客らに「飲酒運転撲滅」などを啓発するチラシを配った。
北条町駅の観光案内所でも集まった鉄道ファンらにティッシュなどを手渡し「余裕を持って安全運転を」と呼び掛けた。交通安全をPRするヘッドマークは15日まで列車に付けられる。
加西署は「信号のない横断歩道を渡るときは、手を上げてドライバーに合図してほしい。車も横断歩道手前のダイヤマークを目印に、減速してほしい」と注意を促している。(敏蔭潤子)
