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天井がアーチ形の防空壕内部=加西市東笠原町
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天井がアーチ形の防空壕内部=加西市東笠原町
市道建設のため取り壊される防空壕=加西市東笠原町
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市道建設のため取り壊される防空壕=加西市東笠原町

 太平洋戦争中、姫路海軍航空隊鶉野飛行場(兵庫県加西市鶉野町)周辺に建設された防空壕(ごう)(同市東笠原町)が、市道建設のため解体されることが決まった。壁の厚さ45センチのコンクリート製で、アーチ形の天井は戦後77年を経ても崩れる様子がない。市は「撤去はしのびないが、市道建設は市の発展のために必要な工事」とし、早ければ7月中に取り壊される。(敏蔭潤子)

 防空壕は、1943年3月以降に建設され、内部の高さ約2・75メートル、幅約3メートル。奥行き約15メートル、横幅約18メートルのL字形になっている。2010年、市などの調査で確認されていた。市は「資材置き場や、机を置いて司令室のように使われていたのではないか」と推測する。

 鶉野飛行場跡周辺には同航空隊の防空壕、滑走路、爆弾庫などの戦争遺跡が多く残る。市は地域活性化拠点施設「soraかさい」を建設し、全国から見学者を受け入れている。

 市道は、県道玉野倉谷線(東笠原町)と県道三木宍粟線(上宮木町)を結ぶ全長2・5キロ。soraかさいや滑走路跡に沿って整備されている。2015年に測量や設計が始まり、20年8月に工事に着手。24年春の開通を目指す。

 市土木課は「近くに農業用ため池や商業施設があり、南西側の国道との接続を考えると、他の用地に変更できない」と説明する。

 市は「記録を残し、戦争を後世に伝える」と昨年10月末、解体が決まった防空壕の調査を開始。レーザー測量などを行い、写真と共に調査報告書にまとめる。

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