今年のＮＨＫ紅白歌合戦に出場する男性歌謡グループ「純烈」が、コンサート開催などの縁を通じて「加東市応援隊」に就任した。２７日に兵庫県同市であった「純烈コンサート２０２２」の最中にサプライズで任命式が行われ、岩根正市長らが任命書を貼り付けた日本酒を手渡した。

　純烈はスーパー銭湯などで歌やトークを披露して全国的に人気を集め、２０１８年から紅白歌合戦に連続出場している。加東市でも同年からコンサートを行い、市がお祝いの日本酒を贈るのが恒例になった。純烈メンバーは全国各地での公演時に加東市の話題に触れるなど縁が深まり、市が今後も交流を続けようと応援隊就任を打診した。

　任命式では岩根市長が「加東市を応援してほしいし、市としても純烈さんを応援したい」とあいさつ。地元の神結酒造が酒米・山田錦で造った純米吟醸酒を贈呈すると、ファンらの拍手が会場を包んだ。年内でのグループ卒業を表明している小田井涼平さんが受け取り、「（加入する）新メンバーに責任を持って渡したい」と、会場に新体制へのエールを呼びかけた。（岩崎昂志）