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トンガ王国に贈る中古そろばん。小野市から世界に送り出したそろばんは1万丁を超える=小野市王子町、市伝統産業会館
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トンガ王国に贈る中古そろばん。小野市から世界に送り出したそろばんは1万丁を超える=小野市王子町、市伝統産業会館
今年からそろばんに貼り付けたシール。QRコードを読み込むと、そろばんの制作過程を映した動画が見られる=小野市王子町、市伝統産業会館
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今年からそろばんに貼り付けたシール。QRコードを読み込むと、そろばんの制作過程を映した動画が見られる=小野市王子町、市伝統産業会館

 そろばん生産量日本一で知られる兵庫県小野市が、中古そろばんを諸外国の教育現場に贈る「そろばんリユース事業」に取り組んでいる。12月に南太平洋のトンガ王国に届ける千丁を合わせると、12年間で送り出したそろばんは1万丁を超える。世界各国の教育現場で「小野そろばん」が活用され、担当の同市産業創造課は「地元特産の工芸品が世界で役立っていることがうれしい」と事業継続に意欲を見せる。(杉山雅崇)

 同事業は、家庭や企業で使われなくなったそろばんを活用しようと、市民の要望で2010年から始めた。全国から集められたそろばんの大半は、国際協力機構(JICA)を通して諸外国に贈られている。

 同年11月のトンガ王国への贈呈を皮切りに、米国、チュニジア、インドネシア、インド、フィリピンなど世界中にそろばんを毎年提供している。

 中でも、トンガ王国は小学校3~5年で珠算教育が必修になっており、需要が高い。だが、そろばんの不足で児童1人に1丁を提供することが困難になっていることから、全体の8割超に当たる8千丁以上を同国に贈ってきた。

 多くのそろばんを児童に行き渡らせた功績は現地で高く評価される。今年2月にはトンガ王国から、JICAを通して同市に手紙と返礼品が贈られ、そろばんを通した両国の絆が深まっている。

 同市産業創造課の担当者は「全国の人たちから使われなくなったそろばんが届いている。思いの詰まったそろばんを今度も有効活用していきたい」と話していた。

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