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赤穂義士ゆかりのデザインで製作された観音寺の御朱印=加東市観光協会
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赤穂義士ゆかりのデザインで製作された観音寺の御朱印=加東市観光協会

 赤穂四十七士をまつる「義士の寺」として知られる兵庫県加東市家原の観音寺で、義士ゆかりのデザインを取り入れた御朱印が作られた。同寺のPRを目指す同市観光協会の取り組みで、14日に同寺で法要などを行う「加東市赤穂義士祭」に合わせ、参拝者らへの授与を始める。(岩崎昂志)

 御朱印は縦約15センチ、横約11センチ。忠臣蔵で知られる義士らの羽織をイメージした山形模様が上下に配され、浅野家と大石家の家紋をそれぞれ薄い紫色でデザインした。中央には、観音寺の本尊である千手観音の梵字(ぼんじ)を記す。

 同寺は1699年、赤穂藩浅野家から分家された家原浅野家が本堂を建立。境内には、浅野内匠頭(たくみのかみ)や大石内蔵助(くらのすけ)らを供養する墓碑が1847年に建てられた。義士祭は、討ち入りが果たされた12月14日に地元住民らでつくる奉賛会が毎年開いている。

 市観光協会によると、昭和期には義士祭で武者行列も行われるなどして盛り上がったが、近年は観光地としての認知度不足を指摘する声もあるという。今回の取り組みは、自身も御朱印集めが趣味という同協会の澤野祥二会長が発案し、担当者は「御朱印ブームに乗って観光客にも広くアピールしたい」と意気込む。

 御朱印は1枚500円で授与される。14日は午前8時半~午後4時ごろに同寺で、15日以降は加東市観光協会(同市河高)で、それぞれ受け付ける。

 また、14日の義士祭は午前8時半から甘酒の振る舞いや福引大会、同10時半から法要を行う。

 いずれも加東市観光協会TEL0795・48・0995

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