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かがやき多可賞の授与式で、列の最後尾に並ぶ大勢投手=多可町中区岸上
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かがやき多可賞の授与式で、列の最後尾に並ぶ大勢投手=多可町中区岸上

 プロ野球セ・リーグの新人王に輝いた多可町出身の巨人・大勢投手が故郷に錦を飾った。多可町は新設した「ふるさと親善大使」に任命したが、それよりむしろ、同時に授与した「かがやき多可賞」に多可町らしさがにじんだ。

 文化やスポーツで全国大会に進んだ町民に贈られる同賞。今回は大勢投手を含む10人に与えられ、中高生も授与式に出席した。一緒に表彰の順番を待ち、巨人のユニホーム姿で最後尾に並ぶ大勢投手。プロ野球の新人王が、少年たちと同列に扱われている光景はシュールだった。

 「ビッグになっても同じ『多可町の子』」。賞からはそんなメッセージが読み取れる。町の広報担当は「(大勢投手は)全国大会に進んでいないので、本当は受賞資格がない」と冗談めかした。

 町の心意気に応えるかのように、イベントではサービス精神満点だった。寒風吹きすさぶグラウンドでストラックアウトに臨み、見事に6枚抜き。クローザーとしてフル回転し、疲労がたまっていないはずはない。「投げるのはやめた方がいい、と本人に伝えたのですが…」。球団関係者の心配をよそに、力強く腕を振る大勢投手は実に楽しげだった。

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