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タマキニイメの店舗とタルマーリーをオンラインでつなぐイベントを実施した渡辺夫妻と玉木新雌さん(画面中央)=タマキニイメ提供
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タマキニイメの店舗とタルマーリーをオンラインでつなぐイベントを実施した渡辺夫妻と玉木新雌さん(画面中央)=タマキニイメ提供

 播州織ブランド「タマキニイメ」(兵庫県西脇市)が自社の畑で収穫した小麦を使い、クラフトビールを醸造する計画を進めている。天然酵母のパンを販売する鳥取県智頭町のカフェ兼宿泊施設「タルマーリー」と協力し、「タマキニイメ」を運営する会社は「タルマーリーとジャンルは違うが、ともに自然への関心が強い顧客が多い」と共通点を挙げ、地産地消につなげていく考えだ。

 「タマキニイメ」は、デザイナーの玉木新雌(にいめ)さんが手がける播州織ブランド。人気のショールをはじめ、シャツやバッグなどを製造販売している。

 「タルマーリー」は渡辺格(いたる)さん、麻里子さん夫妻が営み、自然栽培の麦と自ら採取した天然の酵母菌でパンやピザ、ビールを造る。「タマキ-」の運営会社が月に1度開く講演会に格さんを招き、交流がスタートした。

 昨年11月中下旬にタマキニイメの製品を同店で期間限定で販売し、両社の店舗に大きな液晶モニターを持ち込み、ビデオ通話で中継。客や店員が同じ空間にいるような趣向を凝らした。

 さらに連携を進めようと、西脇市内の畑で栽培した小麦約30キロをタルマーリーに持ち込み、クラフトビールを試作。格さんからよりビールに適した品種のアドバイスを受け、品質の向上を図っている。

 来シーズン以降に完成したビールやパンは、同市嶋のタマキニイメ新店舗で提供する予定。運営会社広報担当の藤本隆太さんは「地域の魅力を発信するため、同じ志を持った仲間とのつながりを深めていきたい」と語り、山陰と北播磨の距離を越えた連携に期待を寄せている。

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