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空き家を改装し、パン店開業希望者を募る別府頼明社長=西脇市和田町
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空き家を改装し、パン店開業希望者を募る別府頼明社長=西脇市和田町
リノベ前 広々とした居間。改装後はテーブルを置き、飲食スペースとして利用する=西脇市和田町
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リノベ前 広々とした居間。改装後はテーブルを置き、飲食スペースとして利用する=西脇市和田町
リノベ後 リノベーション後の完成予想図(西脇市提供)
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リノベ後 リノベーション後の完成予想図(西脇市提供)

 必要な物は「夢だけ」-。兵庫県西脇市の市民団体が、市内の空き家を改装し、パン店経営を希望する店主候補を募っている。開業に必要な器具などをそろえ、賃料も低価格に据え置く。空き家はキッチン、売り場、イートインスペースを備え、2千万~3千万円かかるとされる初期費用を抑えて店を構えることが可能。開店後は審査委員会のメンバーが経営や商品開発の相談にも乗り、「経歴よりも情熱を買いたい」と門戸を開く。

 募集するのは市民らでつくる「ハッピーサークル実行委員会」。播州織業者「丸福商店」の別府頼明社長が知人から購入した空き家を活用し、地域活性化に貢献しようと集まった。別府社長を代表に、パン店代表の三澤孝夫さんや播州織ブランド「タマキニイメ」を展開する玉木新雌さんらで構成する。

 空き家は市内中心部の同市和田町にあり、店舗部分が約134平方メートル、住宅部分が約88平方メートルと十分な広さ。別府社長が約3千万円を投じてリノベーションを施し、屋外のテラス席やカフェスペース、売り場、ギャラリーを設けるという。

 開店後は売り上げの1割(下限20万円、上限30万円)を賃料として受け取り、保証金の100万円は9年以上営業を続ければ全額返金を受けられる仕組み。

 商品開発や経営相談には三澤さんらが応じる。同県丹波市で人気店「市島製パン研究所」を経営する三澤さんは「店舗の内外装や機材まで用意するコンペは聞いたことがない。地方は固定費が低く、初期投資をクリアできれば長く商売を続けやすい」とアピールする。

 ハッピーサークルはこの物件を足がかりに、空き家や遊休店舗を活用した地域活性化に取り組む。「数年後には数十件を抱えるプロジェクトに育てたい」と三澤さん。空き家の急増に頭を悩ませていた市も期待を寄せ、「積極的に物件の情報を提供したい」(移住定住・空き家対策推進室)とする。

 22日に現地説明会を実施し、23日~3月24日までグーグルフォーム上で応募を受け付ける。その後、プレゼンや実店舗での来客者投票で1組に絞り込み、開店は秋ごろとなる見込み。詳細な情報はフェイスブック上の公式ページなどで公開。問い合わせは別府社長TEL0795・22・3166

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