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朝光寺で行われた映画「レジェンド&バタフライ」のロケ風景=加東市畑(加東市提供)
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朝光寺で行われた映画「レジェンド&バタフライ」のロケ風景=加東市畑(加東市提供)
映画に登場する刀や弓矢のレプリカ。展示品の一部は触って楽しめる=加東市上三草、やしろ国際学習塾
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映画に登場する刀や弓矢のレプリカ。展示品の一部は触って楽しめる=加東市上三草、やしろ国際学習塾

 木村拓哉さんが織田信長役で主演する映画「レジェンド&バタフライ」(全国公開中)で、兵庫県加東市畑の国宝・朝光寺で撮影されたシーンが登場する。同寺を比叡山延暦寺に見立て、織田方と激突する迫力の合戦が描かれ、明智光秀役の宮沢氷魚さんが現地に訪れたという。ロケに協力した同市は、劇中で使われた小道具と同型の武具のレプリカを展示し、映画のヒットと観光客誘致に期待をかけている。

 映画は東映の創立70周年記念作品で、信長と妻・濃姫の夫婦の絆を軸に、激動の乱世や歴史の謎を描く。濃姫を綾瀬はるかさんが演じ、脚本はNHK大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太さん、映画「るろうに剣心」シリーズで知られる大友啓史監督がメガホンを取るなど、大作らしい布陣が話題を呼ぶ。

 朝光寺でのロケは昨年11月上旬に行われ、国宝の本堂などを使用。同市によると、400人以上のロケ隊が訪れた。監督が現地を気に入り、近くの「つくばねの滝」を追加で撮影するなど登場シーンが増えたという。試写を鑑賞した岩根正市長は「確かに寺が映し出され、迫力ある合戦が描かれている」とうなずく。

 市は映画を機に朝光寺などの魅力をPRしようと、明智光秀の刀や弓矢、のぼり旗などの展示を企画。実際に使われた小道具を並べる案も出たが、あまりに激しい合戦シーンだったため破損がひどく、担当業者に依頼してレプリカを製作した。

 ロケ中にスタッフやエキストラの支度部屋として使われたやしろ国際学習塾(加東市上三草)で公開し、兵士用の刀のレプリカは訪れた人が触れるようにしている。織田軍になりきって抜刀し、ポーズを決めることも可能だ。

 2月末までの展示が決まっており、その後も継続を検討中。会場では、映画チケットを抽せんで30人に贈るキャンペーンを11日まで実施している。市商工観光課TEL0795・43・0530、やしろ国際学習塾TEL0795・42・7700

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