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なまはげ列車で乗客と交流する秋田県男鹿市からやって来たなまはげ=加西市内
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なまはげ列車で乗客と交流する秋田県男鹿市からやって来たなまはげ=加西市内

 東北のJR東日本五能線から北条鉄道(兵庫県加西市)に導入されたディーゼル車「キハ40形」のデビュー1周年感謝祭が26日、同鉄道北条町駅などで開かれた。キハ40形が走っていた秋田県からやって来た「なまはげ」が乗車する特別列車の運行のほか、なまはげグッズや記念品の販売などが行われ、沿線は鉄道ファンらで大きなにぎわいを見せた。

 キハ40形は国鉄時代に製造された気動車。秋田、青森県を結ぶJR五能線を約40年間走り、昨年3月、北条鉄道で再出発した。同線時代の塗装や内装を継承しており、多くの鉄道ファンの人気を集めている。

 感謝祭で計3便運行された「なまはげ列車」には、なまはげをあしらった特別ヘッドマークを装着。参加者で満員となったキハ40形には、2頭のなまはげが長駅から乗り込んできた。

 「うおおぉぉ~」と低い声でうなる恐ろしいなまはげに、思わず泣き出す子どもの姿も。なまはげが「ちゃんと宿題しろよ」「いい子にしてるんだぞ」と語りかけると、子どもたちはおじけづきながらも「はい」と答え、最後は保護者らと楽しく記念撮影するなどして交流した。

 北条町駅では、加西市産の食材を使った駅弁や男鹿市観光協会によるなまはげグッズの販売もあり、市内外から訪れた鉄道ファンや親子連れが買い求めていた。

 なまはげ列車に乗った明石市の女児(7)は「なまはげはちょっと怖かった。言われた通りにしっかりと宿題をします」と話していた。

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