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販売が開始された「播磨國御城印帳」=三木市観光協会
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販売が開始された「播磨國御城印帳」=三木市観光協会

 兵庫県の北播磨、東播磨に点在する城跡めぐりをより楽しんでもらおうと、同県加古川、三木、小野、加西各市の観光協会が共同で御城印帳を製作した。4市で販売されている12種類の御城印を、まとめて保存できる。黒色の表紙に「播磨國御城印帳」と金文字で記され、東北播ゆかりの八つの家紋をあしらった本格的なつくりだ。

 東北播地域には、三木城主別所長治と羽柴(豊臣)秀吉が争った戦国時代の三木合戦をはじめ、志方城(加古川市)、小谷城(加西市)など多くの城跡がある。

 歴史遺産を観光に生かそうと、4市の観光協会は、昨年から御城印の販売を開始。年末にはデジタルスタンプラリーを企画し、景品の一つとしてオリジナル御城印帳を用意した。参加者から販売を希望する声が寄せられ、別カラーの御城印帳を製作し、今月1日に販売を始めた。

 表紙にある家紋のうち、「一文字に三つ星」は、野口城(加古川市)城主の長井氏の家紋として採用した。戦国時代の中国地方の覇者、毛利氏の家紋でもあるが、長井氏の祖先は毛利氏と同じく大江氏とされ、同じ家紋を使用していた可能性があるという。

 また桐紋は、天下統一を果たした秀吉の家紋。秀吉は三木城攻めで、平井山に本陣を構えており、「秀吉本陣」の御城印には桐紋があしらわれている。

 三木市観光協会の神木徹事務局長(65)は「4市で連携して地域を盛り上げていきたい。この御城印帳を手に、各地の名所を訪れてほしい」とPRしている。

 1冊1500円。920冊限定で、各市230冊ずつ販売。販売場所は三木市観光協会(神戸電鉄三木駅内)▽みき歴史資料館(三木市上の丸町)▽加古川観光協会(加古川市加古川町溝之口)▽加古川市立総合体育館(同市西神吉町鼎)▽誉田の館いろどり(小野市福住町)▽鍬溪(くわたに)温泉きすみのの郷(同市下来住町)▽けやき焙煎(ばいせん)所(同市粟生町)▽加西市観光案内所(北条鉄道北条町駅内)。問い合わせは三木市観光協会TEL0794・83・8400など各観光協会へ。

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