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生徒たちが丁寧に製作した木工ベンチ=加西特別支援学校
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生徒たちが丁寧に製作した木工ベンチ=加西特別支援学校

 加西特別支援学校高等部(兵庫県加西市)の生徒が、作業学習の一環で作る木工ベンチが、「木のぬくもりを感じられる」と、予約から半年待ちの人気商品になっている。生徒たちによると、「みんなで協力して一から手作りしているのがポイント」。ものづくりの楽しさを実感しながら、実習に励んでいる。

 同校の生徒は、木工のほかに紙すきや織物、陶芸でさまざまな商品を製作。イベントなどで人気を集めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、イベントが開けなくなっていた。

 製品の販売は、作業の対価を得ることで生徒に達成感を与え、働く意欲を培う作業学習の大切な要素でもある。そこで同校は、2021年から注文販売をスタート。目玉商品として、20年から開発を進めてきた木工ベンチを取り扱うことにした。現在は年間約50台生産し、市内のこども園や公共施設、企業、個人から注文を受けている。

 ベンチは幅1メートル、奥行き43センチ、高さ38センチ。まずは機械で木材に溝をつくる。それから紙やすりを使って木材の表面を磨き、座り心地を良くする。「ぴかぴかになるまで磨く」と、生徒たちは仕上がりに自信をみせる。

 それらを組み合わせてねじで固定。両脇には装飾として、クローバーや星、花の形に切り抜いた木材を取り付ける。担当するのは1年の寺岡光彩さん。「きれいに切れるので楽しい」と話す。

 最後に同校のキャラクター「わかばちゃん」の焼き印を押す。「みんなの努力を無駄にできない。失敗できない」と、最も緊張する瞬間だ。3年の池田隆也さん、相江優士さん、吉田遼人さんは「命がけで押す」と力を込める。

 1台3千円。同校TEL0790・48・2304

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