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太平洋戦争中の北条鉄道法華口駅を再現したジオラマ=soraかさい
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太平洋戦争中の北条鉄道法華口駅を再現したジオラマ=soraかさい

 太平洋戦争中の北条鉄道法華口駅を再現した模型が、兵庫県加西市鶉野町の平和学習拠点「sora(そら)かさい」で展示されている。旧姫路海軍航空隊鶉野飛行場や川西航空機姫路製作所鶉野工場の最寄り駅として多くの人が行き交った当時をうかがえる。25日まで。(敏蔭潤子)

 法華口駅では、1915(大正4)年に建設された駅舎が今も使われている。ジオラマの製作は、同駅のステーションマスターで、鶉野飛行場の歴史を研究する鶉野平和祈念の碑苑保存会の上谷昭夫さんが発案。「戦時中の姿を知ってほしい」と、加古川市でプラモデル店を経営する大西雅美さん(78)に依頼した。

 模型は上谷さんが収集した資料と昭和30年代の写真を参考に、45(昭和20)年5月ごろの姿を再現。川西航空機姫路製作所鶉野工場へ軍需物資を運ぶために建設された支線や貨物駅舎、農業倉庫も作った。大西さんは「今と違って、何本も線路が走り倉庫が建っていた。戦争に巻き込まれた駅舎は大変だっただろう」と当時に思いをはせた。

 午前9時半~午後4時(25日は午後3時まで)。26日には戦闘機「紫電改」の実物大模型を野外展示する(雨天中止)。soraかさいTEL0790・49・8100

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