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次々と打ち上がる花火を高層ビルから眺める場面が撮影できるAR作品=加東市下滝野、加東アート館
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次々と打ち上がる花火を高層ビルから眺める場面が撮影できるAR作品=加東市下滝野、加東アート館
「おかしのいえ」の立体パネルにモデルが入ってスマホをかざすと、画面の中で童話風のキャラクターが動き出す=加東市下滝野、加東アート館
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「おかしのいえ」の立体パネルにモデルが入ってスマホをかざすと、画面の中で童話風のキャラクターが動き出す=加東市下滝野、加東アート館
施設前の階段もトリックアートに変身。作品前でポーズを決めればお姫さま気分に=加東市下滝野、加東アート館
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施設前の階段もトリックアートに変身。作品前でポーズを決めればお姫さま気分に=加東市下滝野、加東アート館
フィクションの世界に入り込んで写真撮影できる屋外作品=加東市下滝野、加東アート館
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フィクションの世界に入り込んで写真撮影できる屋外作品=加東市下滝野、加東アート館

 目の錯覚を利用した巨大トリックアート作品がそろう兵庫県加東市下滝野の「加東アート館」が、開館3年目を迎え展示を全面的にリニューアルした。目玉は、AR(拡張現実)アニメーションを取り入れた作品の充実。スマートフォンをかざすと作品内で花火が打ち上がり、恐竜に追いかけられるなど迫力の演出を楽しめる。施設前には階段を利用した幅約7メートル、高さ約3メートル分のアートを用意し、訪れた人を驚かせている。(岩崎昂志)

 同館は2021年3月に開館し、21年度は約2万人、22年度は約1万8千人が訪れた。今回のリニューアルで、作品数は37点に増加。ほとんどが新作で、中でもAR作品は7点から14点へと倍増させた。

 トリックアート作品は、特定の位置で鑑賞すると絵が飛び出すように見える。人物と一緒に撮影すると、その世界に入り込んだかのような写真に仕上がる。

 ARの演出も特徴で、神戸の夜景に溶け込める作品は、鮮やかな花火が次々と打ち上がる。美術館の名画の人物が動き出し、さらに別の作品へと物語が続いて…といった意外性のある仕掛けも盛り込んだ。

 顔出しパネルとARを組み合わせた新作も。自動車を運転する顔出しパネルをスマホ越しに見ると、後ろから巨大な恐竜が襲来。車を右に左にかわし、大慌てで逃げる-などという場面が撮影できる。

 神戸市北区から訪れた夫妻は「作品が動くから、まるで異次元の世界を見ているよう。次はどうなるんだろうという面白さやわくわく感がある」と、作品前でポーズを決めて撮影を楽しんだ。

 観覧料は中学生以上440円、小学生220円、未就学児は無料。水曜休み(5月3日は営業)。加東アート館TEL0795・48・4915

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