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パルナス製菓ゆかりのレコードやTシャツ、エプロンなどを収集する藤中健二さん=加西市東長町
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パルナス製菓ゆかりのレコードやTシャツ、エプロンなどを収集する藤中健二さん=加西市東長町

 兵庫県加西市出身の古角松夫さん(故人)が、1952年に大阪で創業した洋菓子メーカー「パルナス製菓」(2000年廃業)。加西市の愛好家が所蔵するゆかりの品々が、大阪市北区の阪神梅田本店で展示されている。昭和生まれの関西人には懐かしいキャラクターや包装紙、景品などが紹介される。5月1日まで。

 同店で26日に始まった「阪神のレトロ博&古書の市」の企画の一つ。「パルナス、パルナス、モスクワの味-」のメロディーで知られるCMは、昭和生まれの関西人に親しまれており、出展が決まった。

 秘蔵のコレクションを用意したのは、加西市の会社員藤中健二さん(59)が立ち上げた「パルナス復刻委員会」。同社の歴史を紹介するパネルや、関係者らから譲り受けた店舗の販売促進グッズ、レストランのメニューなどを見ることができる。古角さんの直筆の手紙も紹介する。藤中さんは「楽しかった子どもの頃を思い出してほしい」と話している。

 会場ではほかに昭和のファッション、雑貨、雑誌、漫画、中古レコードなどを展示販売している。(敏蔭潤子)

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