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特別公開される木造千手観音立像(朝光寺西本尊)=加東市教育委員会提供
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特別公開される木造千手観音立像(朝光寺西本尊)=加東市教育委員会提供

 兵庫県加東市畑の国宝・朝光寺本堂にまつられている2体の本尊「木造千手観音立像」が5日、特別公開される。通常は60年に一度公開される秘仏だが、2体のうち西本尊が2019年に国重要文化財に指定されたことを記念して行われる。

 西本尊の立像は高さ176・4センチで、ヒノキの寄せ木造り。鎌倉中期の作とみられ、やや細身の体部、長い脚部などが特徴という。像の土台には、京都・三十三間堂の千手観音立像のうち、鎌倉期に作られた立像と同じ銘文が残っており関連が注目されている。一方、東本尊は県文化財に指定されている。

 5日の公開は午後1~4時。同1時に法要が始まり、午後2時ごろには朝光寺の歴史や文化財に関する解説が行われる。混雑緩和のため、近隣に臨時駐車場が設けられる。

 同寺での本尊の公開は、本堂の改修工事完成を祝って12年に行われて以来、11年ぶり。重文指定を受けて公開が計画されたが、新型コロナウイルスの影響で延期が続いていた。一方、例年5月5日に同寺で行われる伝統行事「鬼追踊」は、感染対策のため4年連続で開催を見送る。

 朝光寺事務所TEL0795・44・0735

(岩崎昂志)

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