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鶏肉の味や食感を競うコンテストで、最優秀賞に輝いた播州百日どり=多可町加美区山野部
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鶏肉の味や食感を競うコンテストで、最優秀賞に輝いた播州百日どり=多可町加美区山野部

 3月に東京で開催された「第15回地鶏・銘柄鶏好感度コンテスト」で、兵庫県多可町のブランド鶏「播州百日どり」が最高位の最優秀賞に輝いた。全国から9銘柄が出品された中で、審査員による試食では食感に高い評価が集まった。産地のJAみのりは「味の濃さ、歯応えの良さが評価された」と栄誉を喜び、インターネット上などでの販売促進につなげている。(伊田雄馬)

 同コンテストは3月7~10日、食肉関連団体が東京ビッグサイトで開いた「第47回食肉産業展2023」で実施された。審査員は約450人の来場者。銘柄を伏せた状態で、食感と味についてそれぞれ「好む」「普通」「好まない」の3段階で評価。また、試食した銘柄のうち、「最もおいしかった銘柄」にも1票が投じられた。

 播州百日どりは一般的なブロイラーの約2倍の100日間をかけて平飼いすることで、濃い肉の味に育てられる。肉の繊維質は細やかで口当たりが良く、運動量の多さによって、歯応えのある肉質に仕上がるとされる。

 初出品の2017年には、惜しくも2位の優秀賞に。雪辱を期して臨んだ今回は食感で最も得票数が高く、2位を僅差でかわして、最優秀賞に輝いた。

 JAみのりは、受賞を販売の追い風にしていく方針。JA全農が運営する通販サイト「JAタウン」では、過去の受賞歴と合わせてPRしている。

 年間2万羽を出荷する生産農家で、同JAの職員でもある祐尾真三さん(64)は「硬すぎず、柔らかすぎない肉質と、ひね鶏のような味の濃さが魅力。今後も産地一丸で、高い品質を維持したい」とアピールしている。

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