将棋の藤井聡太王位（１８）＝棋聖＝に豊島将之竜王（３１）＝叡王、兵庫県尼崎市＝が挑む「お～いお茶杯第６２期王位戦」（神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛）７番勝負第２局が１３、１４日、北海道旭川市の日本料理店「花月会館」で指される。

　３日の棋聖戦第３局で渡辺明名人（３７）＝棋王、王将＝を破り、３連勝で初防衛を果たした藤井は、王位戦で二つ目のタイトル防衛を狙う。藤井に公式戦７勝１敗と相性の良い豊島は、２年ぶりの王位奪還と三冠復帰を目指す。前局で敗れた藤井がタイに戻すのか、豊島が連勝して勢いに乗るのかが注目される。

　２人は１２日、対局室の環境を事前に確かめる検分に臨み、使用する駒を藤井が選んだ後、照明の明るさや空調などを確認した。藤井は「ファンが最後まで楽しめる熱戦をお見せしたい」、豊島は「いい対局を見せられるよう全力を尽くして頑張ります」と決意を語った。

　立会人は広瀬章人八段（３４）。持ち時間は各８時間で、１３日は午前９時に始まり午後６時で指し掛け、手番が封じる。１４日は午前９時に再開し、同日夜までに勝敗が決まる見込み。対局の模様を神戸新聞ＮＥＸＴで中継する。

【王位戦中継サイト】こちら