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特別支援学級の児童への暴言や体罰が明らかになった姫路市立城陽小学校。元教諭の行為は少人数の学級でエスカレートしていった=姫路市北条(撮影・大山伸一郎)
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特別支援学級の児童への暴言や体罰が明らかになった姫路市立城陽小学校。元教諭の行為は少人数の学級でエスカレートしていった=姫路市北条(撮影・大山伸一郎)

 兵庫県姫路市立城陽小学校(同市北条)で、特別支援学級の担任をしていた元教諭の男性(39)=懲戒免職=が児童に差別的な暴言や体罰を繰り返していた問題で、一連の行為を目撃していた女性職員が2018年度以降、少なくとも7回にわたって同校の管理職に相談し、改善を求めていたことが22日、神戸新聞社の取材で分かった。管理職は相談を受けたが、詳しい事実確認をせずに口頭注意にとどめるなど、不十分な対応に終始した。

 この職員が6月、事案を詳細に記録したメモを示したことで、学校側は初めて本格的に調査し、市教育委員会などに報告した。職員は元教諭から口止めされていたといい、暴言や体罰を止められなかったとして苦悩し、現在は体調を崩して休んでいる。

 「まさか、こんなことをやっていたなんて」。今年6月、職員のメモを見た校長は事案の重大さに気付いて言葉を失ったという。メモを基にした調査の結果、暴言や体罰は18年度以降、34回繰り返されていたことが判明した。

 市教委などによると、元教諭は18年度から自閉症や情緒障害のある児童の学級を担当。随時授業をサポートする職員と2人態勢で授業をしていた。

 元教諭の暴言や体罰は同年夏ごろに始まり、職員は当時の教頭に「児童の体を押さえつけるなど、指導が厳し過ぎる」と相談。教頭は元教諭を口頭で指導した。数日後に改善されたか職員に尋ねたが「変わらない」との返答だったため、校長と2人で厳しく指導したという。

 だが、その後も暴言や体罰はなくならず、新型コロナウイルス禍で休校となった学校が再開された後、エスカレートしたという。職員は、20年度に教頭として着任した現校長にも計5回相談。それでも改善されなかったため、これまでの行為をまとめたメモを校長に提出し、詳細に証言した。

 同校では、元教諭に特別支援教育の中心を担ってもらおうと18年度以降、同学級の担任を継続して任せていた。本人も「自分には合っている」と周囲に話していたという。校長は取材に「(職員から)報告があった時に、どんな行為だったのか、何を言ったのかきちんと確認していなかった。(元教諭を)信頼しており、認識が甘かった」と話した。(井上 駿、安藤真子)

姫路特別支援学級の体罰
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