■教育の地域格差是正に焦点を
目の前に広がる海をご覧ください。この自然がわが町の魅力です。でも、コロナ禍で観光客は大幅に落ち込み、湯村温泉では経営破綻した旅館もあります。
地域おこし隊員になったのは2019年春。岐阜や沖縄などで観光業の経験を積み、Uターンしました。
ただ、この2年はコロナ禍に見舞われ、恒例だったマラソンや花火大会などが軒並み中止に。思うように活動できない悔しさも抱えながら、シーカヤック体験や温泉施設のマップづくりに取り組んでいます。
選挙で注目するのは教育施策。意外でしょうか。子どもの進学を理由に家族で隣の市町や県に引っ越す同世代を見てきたからです。
教育の地域格差を是正してほしい。地域ぐるみの子育ては、故郷の将来を支える人材育成にもつながります。もっと子どもや若者の問題に焦点を当てた施策がほしいですね。
休日の分散化も求めたい。観光地の混雑を和らげ、感染リスクを抑える効果も期待できる。コロナ後は、少人数による滞在型など新しい旅のスタイルを提案していくつもりです。選挙では、ポストコロナに向けた活発な政策論争を期待しています。(末永陽子)
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