県内で最も広い兵庫5区を制した自民党前職谷公一氏(69)。これまで強固な地盤で当選を重ねてきたが、今回は苦戦を強いられた。それでも元農林水産相の父洋一氏(故人)から受け継ぎ、6期維持してきた議席を死守した。
豊岡市の事務所で支援者に拍手で迎えられ「最初から厳しい選挙戦だった。危機意識をみなさんと共有していけるかが勝負だった」と振り返った。「日本維新の会が党勢を相当伸ばした。対策を考えなければ」と表情を引き締めた。
選挙戦では連日、三田市など選挙区南部の駅前で朝立ちし浸透を図った。そのまま選挙カーで北上し、丹波や但馬地域での地盤固めも入念に行った。
個人演説会では「自公政権の評価が問われる選挙」と強調し、「森友、加計学園を巡る問題などで、党の説明が十分ではなかった」と反省する姿勢も見せた。一方で「新型コロナウイルス感染症対策や経済の立て直し、課題山積の外交などは当面、自公政権しか担えない」と訴えた。
党だけでなく、自身の重点施策もしっかりと伝えた。まずコロナ対策として、ワクチン接種の加速や経済の立て直し。コロナ禍で浮き彫りになった貧困や孤立対策も訴えた。全国の自治体に赴きヒアリングを重ねて新たな過疎法を成立させたことなど実績も挙げた。「東京一極集中を是正し、今後も地方創生の施策を進める」とも強調した。
選挙は三つどもえで厳しい戦いだった。9月に立候補表明した日本維新の会新人の遠藤良太氏(36)は、世代交代を掲げ挑んできた。党副代表の吉村洋文大阪府知事が2度も三田市に入り、急速に支持を集めた。
2009年に小選挙区で敗れ、6度目の戦いとなった立憲民主党元職の梶原康弘氏(65)は、労組などの支持基盤を固めつつ、「今回が最後」と訴え、野党共闘で共産党の票も集めた。
さらに今夏の県知事選での自民県連の分裂のしこりも影響した。県連会長を辞任して、各支部で説明を重ねたが、自民支持層を十分に固め切れなかった。
最終日は選挙カーで、但馬の旧市町をすべて回る恒例の動きを変更。石破茂元幹事長に依頼して応援演説を日程に入れた。「あらゆる手を打つ」と、最後まで票固めを図った。
「地域に根ざし現場から学ぶ姿勢で頑張っていきたい」と決意を語った。(石川 翠)
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