兵庫県の姫路市立城陽小学校の特別支援学級での暴言・体罰問題で、原因や背景を調べていた検証委員会が24日、調査結果を意見書にまとめて西田耕太郎教育長に提出した。元教諭の男性(39)=懲戒免職=の資質に疑問を呈する一方、約3年間にわたって問題が放置されたのは、管理職の認識の甘さや事なかれ主義が「最も重要で重大」と指摘した。
この問題を巡り、2018年度以降の同校管理職は、同僚の女性支援員から訴えを7回受けたが口頭注意で済ませていた。意見書は、管理職が自分の判断のみで結論を出し、教育委員会に報告や相談をする意識が不足していたと指摘した。
管理職は元教諭を「熱心」と評価し、暴言や体罰を「やるはずがない」との思い込みがあったとした。元教諭は管理職の勧めで自閉症・情緒障害学級の担任になったが、「障害児や特別支援教育への理解が不十分だった」とし、教員配置のミスマッチと断じた。
教育委員会の体制にも疑問を投げかけた。暴言や体罰への危機感に欠け、学校に対し積極的に報告させる取り組みや、教職員が安心して情報提供する仕組みが欠けていたとした。
検証委委員長の立花隆介弁護士は「体罰や暴言を見過ごすと、子どもの人格形成や価値観に大きな影響を与えるということをきちんと認識してもらいたい」と苦言を呈した。
検証委は、学校で問題が起きた時に助言する市教委の「学校サポート・スクラムチーム」の弁護士と臨床心理士、精神保健福祉士の3人で構成し、5回の会合を開いた。(井上 駿)
【姫路市立城陽小学校の暴言・体罰問題】2018年度以降、特別支援学級の担任だった元教諭が児童6人に対し、「生きる価値がない」などの差別的な暴言や、身体を強く揺さぶったり押さえ込んだりする体罰を加えたとされる。学級の補助をしていた女性支援員が口頭で少なくとも7回管理職に訴えたが、事実上放置された。今年6月、女性職員が加害行為を記録したメモを提出して発覚。県教委は34件を認定し、元教諭を懲戒免職処分とした。
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