会期の折り返し点を過ぎた北京冬季オリンピック。銀メダルを獲得した女子団体パシュートをはじめ、出場選手が身に付けるウエアの多くが兵庫県産だ。スポーツ用品大手のミズノ(大阪市)が同県丹波市の工場で、スピードスケートやジャンプ、ショートトラック、クロスカントリー、カーリングなど幅広い競技のウエアを手掛ける。通常の五輪では工場の従業員も現地入りして微調整を行うが、今回は新型コロナウイルス禍で同行できず、兵庫から熱戦を見守る。
製造するのは、子会社の「ミズノテクニクス」が丹波市に構える氷上工場。1969年に操業を開始し、冬季競技用や競泳などトップ選手のウエア、水着を手掛ける。北京大会では全15競技中、5競技で日本選手のウエアを製造し、ドイツやクロアチアなど外国チームにも提供する。
日本選手団主将の高木美帆選手らスピードスケートの選手が着るレーシングスーツは、前回の平昌大会のモデルを土台に、新たなニット素材を採用するなどして、空気抵抗を前回大会よりも約3%削減した。
胸や腹、大腿部などには伸びにくいウレタンラミネート素材を使用し、前傾姿勢を保ちやすくした。ゴール直後に選手が帽子を脱いだり、胸部のチャックを下げたりするのは、前傾姿勢でぴったりと合うように仕立てているため、立ち上がると窮屈だからだという。
わずかなタイム差で勝敗が決まるだけに、直前まで細かい修正が欠かせない。選手が試走して袖などにしわが寄ることが分かると、随行の従業員が縫製した部分をほどいて縫い直す。
冬季種目のウエアを10年以上縫製する山本紘恵さん(39)は、数々の大会にミシンを持ち込み、夜遅くまで補整することもあったという。今回は現地入りできず、1月の長野合宿で最終調整を行った。山本さんは「スーツで気にするポイントは選手によって異なる。選手の要望やこれまでの知見を反映させてミリ単位で調整した。北京へは同行できなかったが、丹波から応援している」と話していた。(塩津あかね)
【特集ページ】北京五輪2022
【特集ページ】北京五輪兵庫
-
神戸
-
神戸
-
教育
-
地方行政
-
-
東播三田北播丹波
-
阪神
-
阪神
-
-
未来を変える
-
但馬
-
阪神
-
姫路
-
-
-
失われた事件記録
-
神戸社会連載まとめ読み
-
教育
-
-
ウクライナ侵攻
-
スポーツ神戸#インスタ
-
地方行政
-
山口組分裂騒動
-
-
教育神戸
-
-
新型コロナ
-
-
神戸教育
-
-
神戸社会連載まとめ読み
-
神戸三宮再整備スクープラボ
-
但馬
-
但馬
-
姫路地方行政
-
教育姫路
-
西播姫路文化
-
地方行政
-
但馬防災
-
神戸
-
地方行政神戸
-
地方行政
-
選挙
-
神戸
-
西播選挙
-
神戸山口組分裂騒動
-
神戸
-
-
文化
-
-
東播
-
神戸
-
スポーツサッカー
-
但馬
-
但馬
-
-
但馬
-
明石
-
阪神
-
神戸
-
姫路#インスタ
-
-
阪神
-
阪神
-
医療生老病支
-
選挙
-
選挙
-
神戸
-
-
-
神戸
-
姫路
-
姫路
-
医療
-
姫路医療
-
西播神戸
-
神戸
-
スポーツ阪神
-
姫路
-
-
社会連載まとめ読み
-
阪神
-
地方行政新型コロナ
-
神戸防災
-
神戸文化
-
医療
-
阪神
-
スポーツヴィッセル
-
阪神
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
教育
-
-
社会連載まとめ読み
-
姫路選挙
-
医療