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立会人の深浦康市九段(右)から封じ手を示される藤井聡太王位(中央)。左は豊島将之九段=14日午前、札幌市南区、ぬくもりの宿ふる川
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立会人の深浦康市九段(右)から封じ手を示される藤井聡太王位(中央)。左は豊島将之九段=14日午前、札幌市南区、ぬくもりの宿ふる川

 将棋の藤井聡太王位(19)=竜王、叡王、王将、棋聖=に豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=が挑む「お~いお茶杯第63期王位戦」(伊藤園特別協賛)7番勝負の第2局が14日午前9時、札幌市南区の「ぬくもりの宿ふる川」で再開し、指し継がれた。

 両対局者が前日の豊島の7三同金(58手目)までを再現した後、立会人の深浦康市九段(50)が、封じ手用紙が入った封筒を開封。先手番の藤井の封じ手、3四桂(59手目)を示すと藤井が着手し、対局2日目に入った。

 藤井は、飛車取りをかけられた状態のまま2二桂成(61手目)、2三歩成(63手目)と攻め、豊島は自陣の成桂を取る2二金(62手目)を優先した。

 副立会人の中村太地七段(34)は「局面は終盤で、優位とみられる藤井王位が飛車を犠牲にして激しく攻めている。劣勢の豊島九段はどこかで攻め合いに転じるのでは」と話した。

 同日夜までに勝敗が決まる見通し。

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