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舞台あいさつで島田叡への思いを語った萩原聖人さん(左)と五十嵐匠監督=14日午後、神戸市中央区元町通4、元町映画館
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舞台あいさつで島田叡への思いを語った萩原聖人さん(左)と五十嵐匠監督=14日午後、神戸市中央区元町通4、元町映画館

 太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた映画「島守の塔」(神戸新聞社、サンテレビなど製作)の公開を記念し、兵庫県内の上映館3館で14日、舞台あいさつがあった。五十嵐匠監督と、主役の一人で沖縄最後の官選知事・島田叡を演じた萩原聖人さんが、神戸や島田への思いを語った。

 映画は、神戸市須磨区出身で、沖縄県知事として住民保護に力を尽くした島田の半生をたどる。兵庫県内では5日から公開が始まり、神戸市の元町映画館とキノシネマ神戸国際、尼崎市のMOVIXあまがさきで上映されている。

 元町映画館では、上映後の余韻が残る劇場に五十嵐監督と萩原さんが登場した。五十嵐監督は撮影前に神戸市内を歩いたことで、監督としての心構えができたといい「島田さんのふるさと・神戸のみなさんに作品を見ていただけることは光栄」と話した。

 萩原さんは神戸弁の習得に苦戦しながらも、島田の人間性の追求に心を砕いたという役作りを振り返った。「二つ返事で沖縄に行った島田さんだが、本心は帰還したかったはず。代わりではないが、演じた私が神戸であいさつできたことをうれしく思う」と笑みをたたえた。(大橋凜太郎)

映画「島守の塔」特集
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