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餅をつく動きがかわいらしいウサギをモチーフにした神戸人形=神戸市東灘区住吉山手8
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餅をつく動きがかわいらしいウサギをモチーフにした神戸人形=神戸市東灘区住吉山手8

 木製のからくり人形「神戸人形」を制作する人形工房「ウズモリ屋」(神戸市東灘区住吉山手8)が、来年の干支の「卯」にちなんだ人形を制作した。つまみを動かせば、きねでもちをつく仕掛けが作動する。

 神戸人形は明治中期に誕生し、外国人旅行者の土産物として親しまれた。その後もほそぼそと続き、阪神・淡路大震災で途絶えたが、同工房を営む人形芸術家の吉田太郎さん(53)が復刻した。

 今年は10月にデザインを考え、11月から作業を始めた。丸くなめらかなウサギの姿を作るために、柔らかく加工のしやすい県北部のホオノキを主に使用。妻の綾さん(54)と全て手作業で、1カ月で約50個を作った。

 吉田さんは「毎年楽しみにしてくれている方も増えてきてうれしい。干支のシリーズはかわいらしく作っているが、昔の神戸人形を知っている人にも楽しんでもらえるはず」と話す。

 110体を販売予定。1体7700円(税込み)。年末には本高砂屋元町本店(神戸市中央区元町通3)でも販売予定。ウズモリ屋TEL078・846・2196

(坂井萌香)

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