脱炭素の潮流が強まる中、4基目の営業運転が始まった神戸製鋼所の石炭火力発電所(神戸市灘区)。市街地からわずか400メートルに近接する大規模火力発電所は世界的にも珍しいという。増設の背景には、温暖化対策をよそにした官民の思惑があった。
■構想は阪神・淡路大震災前から
日本の経済発展を支えた鉄鋼業だが、バブル崩壊後の1990年代前半に低迷期に入り、さらに阪神・淡路大震災が起きた。被災した神鋼が社運を懸けて参入したのが、電力事業だった。
2002年、神鋼はかつて鉄を造っていた高炉の跡地に石炭火力発電所1号機を、04年に2号機を稼働させた。
そして、11年に東日本大震災が起き、原発への依存度が高かった関西では原発停止による電力不足が喫緊の課題となる。神鋼は13年5月、神戸製鉄所(現・神戸線条工場)で唯一稼働していた高炉を廃止し、跡地での石炭火力発電所増設の検討を表明した。
当時、経済産業省は火力発電所の増強にかじを切っていた。14年4月、関西電力は神鋼の動きに呼応するように、電力の調達先の入札募集を始めた。神鋼は3、4号機増設計画を打ち出し、関電との契約にこぎ着けた。
■「脱炭素」の国際世論に逆行?
一方で、温暖化対策強化を求める国際世論を受けて、石炭火力発電所の廃止圧力は年々強まっていた。環境省は各地で計画された新増設計画に「ノー」を突きつけたが、神鋼の増設計画を巡る環境影響評価(環境アセスメント)では、将来的に発電所の休廃止などを求めた意見が経産省にはねのけられた。
18年5月、増設計画は経産相に「是認」され、建設に事実上のゴーサインが出された。22年、3号機が稼働し、その1年後、4号機は予定通りに稼働した。

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