サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸への完全移籍が決まったスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが24日の入団会見で、背番号「8」のユニホームを披露した。神戸ではMF三田啓貴が既に着用しているが、本人は25日の練習後、譲渡に前向きな考えを明らかにした。シーズン中の背番号変更を禁じているJリーグも「クラブからの相談を受け、前向きに検討している」と要項の改定に前向きな姿勢を示している。
三田との主な一問一答は次の通り。
-神戸の三木谷浩史会長がツイッターで三田選手に譲る意思があるかのような投稿をしている
「チームから最初にイニエスタが来ると教えてもらった。まだ公になっていない時。『8番をあげたい。どう思う』と言われた。イニエスタは自分の憧れの選手で『来ていただけるのなら、譲らさせていただきたい』と。自分も本当にイニエスタが好きで(8番を)着けていた部分もある。そこにこだわりはありましたが、イニエスタが来るのなら、断る人はいないんじゃないですか」
-イニエスタ選手から昨日、電話があった?
「『背番号を譲ってくれてありがとう』と本人から直接電話をいただいて本当にうれしかった。『逆に光栄です』と言い、『本当にこれからプレーできるのが楽しみです。ワールドカップ頑張ってください』という話をしました」
-電話では三木谷会長とも話した?
「最初、三木谷さんから、その話があって。その後『隣にイニエスタがいるから代わります』と。イニエスタはスペイン語で話して、通訳が僕に話をしてくれました」
-実際にプレーするのはゲームのような感じもするが
「僕からしても、ゲームで使っていた選手。実際に(欧州)チャンピオンズリーグでも、リーガ(スペインリーグ)でも見ていて、本当に注目している選手。早くやってみたい」
-何を学びたい?
「プレーに関してはボールの置きどころ、運び方を見て学びたい。バルサの組織、どうやって練習しているのか。いろいろ聞いて盗みたい」
-イニエスタ選手に憧れたのはいつ?
「中学、高校の時。代表でプレーしている姿、もちろんワールドカップの決勝(2010年南アフリカ大会)も見ていた」
-バルセロナでは(アルゼンチン代表FW)メッシよりもイニエスタに注目?
「もちろんメッシも注目しますけど、昔からバルサが好きだったので。自分も中盤の選手なので、そこは(パスの)出し方、ボールの受け方を意識して見ていました」
-(イニエスタ選手の獲得は)選手間で話題になった?
「今日というよりも、常に話題になっていますよ」