スペインの強豪バルセロナから、サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸に移籍した同国代表MFアンドレス・イニエスタ選手(34)が、早くも“旋風”を巻き起こしている。関連グッズはリーグ戦2試合分の売れ行きを見せ、ファンクラブは移籍発表後3日間だけで約1500人が加入。チームの会員制交流サイト(SNS)のフォロワーは約3万人も増えるなど、実戦より一足先に人気面で華麗な「パス」を決めた。(上田勇紀、有島弘記)
26日に本拠地・ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)であった歓迎イベント。午前8時半前、同スタジアムの先行入場口には、職員が「見たことがない」と話すほど長い列ができた。来場者は8281人、メディアは82社180人が集まる注目ぶりだった。
北九州市から駆け付けた男子大学院生(24)はバルセロナのファンで「素晴らしいプレーを見たい」と興奮気味。イニエスタ選手を応援する兵庫県猪名川町の女子大学生(20)は「きょうから神戸のファンになりました」と笑顔を見せた。
推定年俸は約30億円で、「高すぎる」との声もあるが、獲得効果は出ている。イベントに合わせて作ったイニエスタ選手のタオルとTシャツは2300枚(約750万円分)が売れた。担当マネジャー(36)は「(ほかの選手分と比べ)勢いが違う」。神戸ハーバーランドのオフィシャルグッズショップもにぎわいを見せた。
24日の移籍発表後、ファンクラブの加入は急増。チケット先行購入券が目当てとみられる。他チームサポーターの関心も高く、大阪府東大阪市の会社員(33)は「ガンバ大阪ファンとしては悔しいけど、(元ドイツ代表でFWの)ポドルスキのゴールをどう演出するか楽しみ」と話した。
「もうアシストしてくれている状態」と、ヴィッセル神戸の広報担当者。世界一のテクニシャンが起こす旋風は始まったばかりだ。









