Ｊリーグは３０日、東京都内で理事会を開き、シーズン途中の背番号変更を認めることを決めた。Ｊ１神戸に加入したスペイン代表のＭＦイニエスタが、既にＭＦ三田がつけていた背番号８のユニホームを用意されたことを受け、村井満チェアマンは「それが直接的なきっかけにはなったが、経営の柔軟性や選択肢の自由化は従前からわれわれのテーマの俎上（そじょう）にあった」と説明した。

　強豪バルセロナ一筋だったイニエスタの加入について、同チェアマンは「育成組織から上がっていった選手。リーグとしても育成システムを学ぶいい機会。彼の決断に感謝している」と喜びを口にした。

　Ｊリーグの決定を受け、神戸は同日、イニエスタの背番号が８となり、三田の背番号を７に変更すると発表した。三田は６月２日にあるルヴァン・カップのプレーオフ横浜Ｍ戦から新背番号となる予定。