ヴィッセル ニュース
サッカーJリーグ1部ヴィッセル神戸が2日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)での本拠地開幕戦を迎え、飲食物やグッズなどの会計を現金で受け付けない「キャッシュレス化」を始めた。大きな混乱はなく、ファンから歓迎する声が上がる一方で、飲食ブースには列が続いた。
買い物時間の短縮によるサービス向上や非現金決済の普及を図るため、今季から本拠地の主催試合で導入。スマートフォンの決済サービスや電子マネー、クレジットカードなどの支払いに対応する。
現金しか持ち合わせがない観戦者には、事前に現金を入金(チャージ)して使う電子マネーのカードを販売するか、貸し出す。この日は、本拠地開幕戦の特別企画で、希望者全員に無料配布。カードを受け取った神戸市西区の主婦(46)は「コンビニでも普及しているし、これをきっかけに電子マネーを使ってみようかな」と話した。
一方、試合前やハーフタイムを中心に、飲食ブースは多くのファンで混雑。クレジットカードでビールを買った同市兵庫区の公務員男性(34)は「支払い方法の選択やスタッフの機械操作に時間がかかり、現金の方が早いように感じた」と苦笑した。
(小川 晶)
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