サッカーの明治安田J1リーグ第5節第2日の30日、豊田スタジアムなどで6試合が行われ、ヴィッセル神戸は敵地のパナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)でガンバ大阪と対戦し、打ち合いの末、4-3で制し勝ち点を10とした。
2-3の残り16分、神戸は信条としてきたポゼッションサッカーを捨てた。「展開がアップダウン。走り合いになっても勝つ方法を提供してくれる選手がいる」。リージョ監督が切り札として切ったFW田中が期待に応え、2得点。敵地で逆転劇を完成させた。
「とにかく積極的に前にボールを運ぶ」。来日初先発のサンペールと交代した田中が縦への推進力を生むと、走力を備えた古橋、三田も呼応し、敵陣へ。後半35分の田中の1点目も、相手の背後に抜け出した古橋の右クロスに左足を合わせ、9分後の決勝点も、古橋-田中のラインで奪った。
逆転勝ちをお膳立てしたのはポドルスキの「左足」だった。0-2の前半終了間際、FKのクリアボールを直接蹴り込むと、後半には、ビジャの頭にぴたりと合うクロス。田中の1点目の起点も、元ドイツ代表の高速サイドチェンジだった。
同じ関西の難敵を下し、開幕5試合で勝ち点を2桁の「10」に乗せた神戸。順位もアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を視界に捉える暫定4位に浮上し、ポドルスキは「ACLという目標に向け、確かな手応えを感じている」。その言葉に、いつものような慎重さはなく、自信があふれていた。(有島弘記)









