サッカーＪリーグ１部（Ｊ１）のヴィッセル神戸を運営する楽天（東京）は１８日、Ｊ１神戸とスペイン１部リーグの名門バルセロナが７月２７日にノエビアスタジアム神戸（神戸市兵庫区）で親善試合を行うと発表した。

　バルセロナは世界的スターのリオネル・メッシ選手らを擁し、欧州チャンピオンズリーグで５度の優勝を誇る強豪。Ｊ１神戸のアンドレス・イニエスタ選手にとっては古巣との初対戦となり、東京都内で会見した楽天の三木谷浩史会長兼社長は「世界が注目する戦いになる」と力を込めた。

　Ｊ１神戸には他にもバルセロナでプレーしたダビド・ビジャ選手やセルジ・サンペール選手が所属する。会見には選手らがビデオメッセージを寄せ、メッシ選手は「準備をよろしく」とファンに呼び掛けた。イニエスタ選手は「またとないチャンス。レベルの高いプレーをして最高の試合にしたい」と意気込んだ。

　親善試合は「楽天カップ」と銘打たれ、入場券は１９日からＪ１神戸の年間シート所有者ら向けに先行販売が始まる。一般販売は６月２２日から。バルセロナは７月２３日に埼玉スタジアム（さいたま市）でイングランドプレミアリーグの強豪チェルシーとも対戦する。２試合とも開始時間は未定。（今福寛子）