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劣勢に厳しい表情の神戸・吉田孝行監督=日産スタジアム(撮影・金田祐二)
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劣勢に厳しい表情の神戸・吉田孝行監督=日産スタジアム(撮影・金田祐二)

 ヴィッセル神戸に出合ったのは、16連敗を喫しながらもJ1残留を決めた1998年。6歳だった。小学生の頃はブラジル人ストライカーのオゼアスに憧れ、ヘディングを猛練習。大学時代は夜通し車を走らせて敵地に乗り込み、ゴール裏で声をからした。

 27歳の今年、もがき苦しむチームを記者として伝える立場になった。

 12日の鹿島戦後、リーグ6連敗の惨状を受け、サポーターがゴール裏に居残った。「ネタ探しはやめてくれ。俺たちも必死。適当な取材をするんだったら、いぶき(練習場)に来るな」とメディアにも怒りの矛先が向けられた。公式戦9連敗となった22日の名古屋戦後には生え抜きの小川慶治朗が観客と衝突する一幕も。それでも背番号13は「あくまで意見交換。もどかしい思いをさせている」と気遣った。

 声を上げ、拍手し、支えたい気持ちは分かる。でもそれだけが愛情なのか。強烈なブーイングでもいい。苦しい時こそ、ゴール裏の明確な意思表示が選手の背中を押す。(尾藤央一)

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