スポーツ

  • 印刷
監督交代などについて説明する神戸の三浦スポーツダイレクター=神戸市西区、いぶきの森球技場
拡大
監督交代などについて説明する神戸の三浦スポーツダイレクター=神戸市西区、いぶきの森球技場

 ドイツ出身のトルステン・フィンク氏(51)を新監督に招いたJ1神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター(SD)が11日、監督交代について初めて取材に応じた。フィンク氏の就任は8日に発表。選手たちは15日のアウェーFC東京戦に向けて調整している。

 報道陣との主な一問一答は次の通り。

 -フィンク新監督が目指すサッカースタイルについて。

 「何度も話し合いをした中で、より攻撃的なポゼッションサッカーは変わらない。修正しなければいけない部分はたくさんあり、そこをしっかりと修正し、勝ち点を積み上げられるチームになったらいいと思う」

 -難しい時期に(前任の)吉田氏が監督を引き継いだ。今回の交代は苦渋の決断だったのか。

 「急きょ、2回目の監督だったので、どっちかと言うと無理を言って助けてくれた。厳しい状況というのは彼自身も分かっていた中、引き受けてくれた。けが人もたくさん増え、アンドレス(イニエスタ)もそう。不運な失点もあり、結果が出なかった」

 「彼自身も悔しい思い、クラブに対して申し訳ない気持ちが常にあって。でも、毎日のように話していた。確かに変わるタイミングがミニキャンプ(6月4~6日)の後になってしまったのは手続き上の問題。ベストではないが、そういう形にならざるを得なかった」

 -新監督の決め手は?

 「戦略的な構築、分析、あとチームの統率力。トータル的なものを含めて、フィンクさんにお願いした」

 -フィンク氏の招聘(しょうへい)時期について。6月1日の磐田戦後、吉田体制の継続について「もちろん」と言っていた。そこから急転してまとまったのか。

 「契約するか分からない状況だった。当然、それがうまくいかなければ、タカ(吉田氏)にお願いするしかない状況だった」

 -ベンゲル氏の話(監督就任)もあったが、ずっと監督を探していた流れがあったのか。

 「それはどのチームも、そういう準備はしていると思う。ベンゲルさんについては、我々はフィンク体制で行くと決めたので、そこに関して話はしません」

 -フィンク氏の契約は今シーズン末までか。

 「来シーズンも含めて」

 -新監督のメソッドをコーチに伝え、コーチが落とし込んでいるのか。(※フィンク氏は就労ビザが下りておらず、指導できていない)。

 「話し合いはしている。ただ、やりたいサッカーは変わらないので」

 「ミニキャンプはすごく良かった。僕が就任してから、一番いいかもしれない。けが人全員が戻っている状況ではないが、トレーニングゲームの中でも、ケンカするぐらい意見を言い合い、要求していた。チームの雰囲気はものすごくいい」

 -ヴィッセルとしてバルセロナ化というか、バルセロナに近いスタイルを目標に掲げていた。もちろん、バルセロナでやっていた人ではいけないという縛りはないと思うが、その上で(ドイツ人の)フィンク氏。ポゼッションのスタイルを最優先と考えたのか。

 「もちろん。それが一番始め(2018年1月の新体制発表会見)に話した内容。いろいろと(報道を)見ていると、『ドイツ人になりました。スタイルが全く変わるんじゃないか』とあるが、そういうのは一切ない。元々、バルサのようなボールを保持したポゼッション、より魅力的で攻撃的なサッカーを目指しましょうというのが、我々のバルサ化の意味。今、世界中に、そういうスタイルを志向している監督は結構いると思う」

 -彼(フィンク氏)のサッカーはバルセロナから学んだことを持ち込むタイプなのか。

 「もちろん、話の中で、どういうスタイルを目指しているとか、それが合致した。我々のプロジェクトも、すごく聞いて共感を持ってくれた。より攻撃的なポゼッションサッカーをしながらも、どうやって得点を取るのか。カウンターで失点しないようにどうするのか。細かな修正も、しっかり話をしながらやっていきたい」

 -(4月まで率いた)リージョ氏と吉田氏とで、同じポゼッションでもスタイルは違った。フィンクさんは運動量を求めた吉田氏のスタイルに近いのか。

 「そこは僕と感覚が違う。ファンマ(リージョ氏)とタカ(吉田氏)は攻撃に関して、そこまで違いはない。(吉田氏が)守備の修正をしたかったというのは当然ある。ただ、タカが就任し、なかなか結果が出なかったが、やっぱり、けが人が多すぎた。けが人が多すぎて出なくなった時に、『全く同じサッカーができるの?』となれば、サッカーはそういうものじゃない。そこはすごく難しいところ」

 -吉田氏は前回の退任後、強化部に残った。今回は?

 「もちろん残ってほしい。本当にヴィッセル神戸のことを、彼は僕に泣きながら話す感じだった。それだけヴィッセルに対する愛情も一番というぐらいある。ヴィッセル愛の強い人たちは、うちに残ってほしいと思う」

 -シーズン2度目の監督交代。選手は違和感なく受け止めているのか。

 「そうだと思う。プロの世界というのは結果がすごく大事。確かに2度目になったが、逆に言えば、『2回監督が変わったから、やらない』というメンタリティーだったら、それはプロじゃない。責任が誰にあるのかと言ったら、それはクラブに関わる僕を含め、みんなだと思う。それを今回はタカが退く形になったが、監督のプレッシャーというのはそれぐらい大きい」

 -ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の出場権獲得という目標があるが、監督が代わって変更する可能性はないのか。

 「そこは一切考えていない。一つ一つ勝って、その目標に向かってやっていく」

VISSEL ニュース

天気(12月16日)

  • 14℃
  • ---℃
  • 10%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

  • 15℃
  • ---℃
  • 10%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ