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すっかり定着したキャッシュレスのグッズショップ=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)
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すっかり定着したキャッシュレスのグッズショップ=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)
7月のバルセロナとの親善試合でプレーする神戸のイニエスタ。フィーバーは落ち着きつつあるとはいえ、その存在感は絶大だ=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)
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7月のバルセロナとの親善試合でプレーする神戸のイニエスタ。フィーバーは落ち着きつつあるとはいえ、その存在感は絶大だ=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)

 サッカーJ1神戸が今季からノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)の主催試合で始めた完全キャッシュレス決済が軌道に乗っている。グッズや飲食物など全ての買い物で現金を受け付けていないが、シーズン後半戦に入っても目立ったトラブルはなく、1試合あたりの売り上げも、元スペイン代表イニエスタを迎えた昨夏以降の平均値と同水準という。一方、観客数は同じ時期に比べて平均約3千人減。クラブ側は「(値上げした)チケット価格が影響している感じではない」と強調し、イニエスタ・フィーバーが落ち着いたとみている。(有島弘記)

 キャッシュレス決済は買い物時間の短縮に伴うサービス向上などを目的に導入された。Jリーグ初の試みのため、シーズン当初のホーム2試合には専従スタッフを約100人ずつ投入。システムが浸透した現在は配置人数を5分の1に減らしても混乱はない。

 クラブによると、決済比率はクレジットカードがおよそ半分を占め、スマートフォンの決済アプリ「楽天ペイ」、電子マネー「楽天Edy(エディ)」の順に続くが、課題もある。決済スピードに飲食の提供が追い付かないケースがあるといい、店側が調理に専念できるよう、実験的に会計の専任スタッフを派遣。最善策を模索している。

 チケット販売はイニエスタが合流した昨季後半と比べ、苦戦が続く。神戸は需要見込みに応じて価格が変わるシステムを導入しているが、今季は多くの席種の基本価格を値上げした。例えば、メインスタンド中央前列のヴィッセルシートは昨季からおおむね1・5倍の1万5千円の設定が多く、全体の観客数をみると、昨季はイニエスタデビュー後、1試合平均2万4752人が訪れたが、今季は2万1342人に減った。

 神戸の森井誠之副社長は高額化の影響を否定した上で、「(昨季は)イニエスタ選手を見たいという人が大勢いた。ファンが減ったというよりは、一過性の人がまだ来ていない」と分析する。チーム成績の低迷も響いている。

 売り上げの総額は昨季を上回る見込みだが、8月のホーム3試合に合わせ、「夏休みファミリーパック」など通常より安いチケットを販売するのも、今季の観戦がまだない客層を呼び込むためという。ただし、ホテルの宿泊予約のような試合直前の値下げは考えておらず、森井副社長は「最初に買っていただいた人が一番熱く、一番お金を投じてくれている。ここに人情が入らないとおかしくなる」と力を込める。

 後半戦もキャッシュレスの浸透や観客増を図るため、さまざまな企画を検討中という。神戸のピッチ外の動きにも注目だ。

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