J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が21日、報道各社の合同インタビューに応じ、監督交代などによるチームの混迷について「チームとしてベストパフォーマンスを出さないと」と反転攻勢への意欲を示した。また、自身が「今シーズンのベスト」と称した前節・浦和戦や23日に迫る盟友フェルナンドトーレス(鳥栖)の引退にも触れ、自身の引き際を語った。
神戸は今季、監督が2度交代し、リーグ戦7連敗も経験した。「安定性を見つけるのが難しいシーズンだった。誰かの責任ではなく(強化には)監督、システム、選手・チームの安定性が必要」。世界的司令塔が描く理想に向け、特にシステム面で光明も出てきてる。今夏、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンら守備陣を補強し、3バックを導入。攻守の連動性が高まり、17日には浦和を3-0で一蹴した。
一方で、リーグ戦15位という現実がある。「Jリーグのトップクラブと戦うには少し足りないところがある。チームとしてベストパフォーマンスを出さないと彼らとやり合うことは難しい」。イニエスタは「ハングリー」という言葉も持ち出し、仲間を鼓舞した。
23日は鳥栖に乗り込み、トーレスの現役最後の試合に臨む。同い年で、ともにスペイン代表としてワールドカップ(W杯)と欧州選手権を計3度制した戦友だ。「彼の引退試合を日本で、対戦相手として戦うことは不思議な出来事。彼との友情、素晴らしい人間性を大切に受け止めている」
イニエスタ自身は競技人生の終幕をどう考えているのだろうか。「ヴィッセル神戸に貢献できる時間を楽しんでいる。契約は2年残っている」。当分、神戸を離れるつもりはない。(有島弘記)









