明治安田生命J1リーグ第28節第2日の5日、ヴィッセル神戸は敵地のエディオンスタジアム広島(広島市)でサンフレッチェ広島と対戦し、2-6で敗れた。神戸は今季初のリーグ3連勝を逃し、10勝5分け13敗で勝ち点は35のまま。
今季ワーストの6失点。前節までの神戸の安定感を考えれば、目を疑いたくなる惨敗だった。フィンク監督は「ドイツにそういう意味のことわざがあるが『無駄な一日だった』。ここ数週間のいいサッカーが見えなかった」と完敗を認めた。
立ち上がりから兆候はあった。右サイドを2度破られ、2度目が失点につながった。前線や中盤が入れ替わるように駆け上がる広島に3バックの左右を突かれた。
攻めても、最終ラインにプレッシャーをかけられ、サンペールを経由するルートを制限された。前半19分、ビジャが下がり、絶妙な浮き球で裏に抜け出した古橋の同点ゴールをアシストしたが、ミスも重なって次第に反発力を失った。
後半20分に大崎が一発退場した後、途中出場の田中が左足で反撃のゴールを決めたが、問題はその後。「10人で意思統一できずにプレーしてしまった」(酒井)と位置取りが曖昧になり、4点目を失って集中が切れた。
夏以降、補強の成功で上昇カーブを描いてきたが、まだ2カ月。強みを封じられた時の臨機応変さは、備わっていない。フィンク監督は「もう一つことわざがある。接戦で何度も負けるより、1回大きく負ける方がいい」と立て直しを誓った。(小川康介)








