サッカーの天皇杯全日本選手権は1月1日、完成間もない東京・国立競技場で決勝が行われ、クラブ初タイトルを目指す神戸と、6度目の優勝を狙う鹿島が対戦する。緊迫感ある接戦が予想される。
両クラブの対戦成績は神戸から見てJ1通算10勝7分け25敗。タイトル獲得数「20」の鹿島に大きく水をあけられているが、今シーズンに限っては1勝1敗の互角だ。今季初戦の5月はホームで0-1の完敗を喫したが、直近の11月は敵地で3-1。出場機会が限られていた藤本、郷家が先発して得点を挙げるなど、戦力の底上げを印象付ける快勝だった。
決勝前日の31日は、神戸が国立競技場で練習し、鹿島は茨城県鹿嶋市の練習場で調整した。
主要タイトル通算20冠の鹿島は大舞台での経験値と勝負強さでは上だ。ただ、11月末の対戦は1-3と完敗。こぼれ球の争奪で苦戦しただけに、中盤の三竿やレオシルバのボール奪取が鍵になる。J2長崎との準決勝では裏を突かれて2失点し、守備ラインの修正も重要だ。永木は「(神戸は)前にたくさんのタレントがいる」と警戒する。
優勝でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初出場を決めたい神戸は公式戦4連勝中と上り調子で、イニエスタを軸にボールを回して流れをつかめるか。古橋は「悪い時間帯があっても全員で鼓舞している」と話し、攻撃陣が好調なチームは士気も高い。今季限りで引退するビジャはコンディション不良で準決勝を欠場したが、決勝には間に合いそうだ。
国立競技場で最初に行われるスポーツの公式戦で、入場券は完売。新スタジアムの雰囲気やピッチへの適応能力も問われる。









