J1神戸は第31節第2日の18日、本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で午後6時から浦和と対戦する。4連敗で迎える今季のホーム最終戦。三浦監督は「(サポーターの)いろんな思いを理解しているつもりですし、自分の最大限を尽くしたい。クラブ全体で勝ちにいく」と決意をにじませた。
コロナ禍で声援を送れず、歌も歌えない。拍手だけでも鼓舞しようとスタジアムに足を運んでも勝利が遠い。ここまで32試合を消化して勝ち点36にとどまる低迷に「難しい時間を過ごさせてしまっていることは申し訳ない」と指揮官はファンらに謝罪する。
MF山口がチームの課題に挙げるのが、攻守両面のサポート。入りが良くても一度ミスが起きれば人任せになり、修正できない。山口は「お互いの要求に対して納得していない。すりあわせが必要。言い合いや指摘はもっとしていい」と語る。
浦和戦を終えれば、20日にもアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に向けて旅立つ。「昨年の天皇杯のようにモチベーションをもって臨める大会がある。そこに全てを懸けたい」とFW田中。今の雰囲気を一変させるためにも、最後にホームで勝利が必要だ。山口は「今まではどういうサッカーをしたとかきれいなことを言ってきたが、内容よりも結果で示さないといけない」と覚悟を決めた。(山本哲志)