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班で集約した提言をそれぞれ発表した 姫路市市長公室長 髙馬豊勝氏
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班で集約した提言をそれぞれ発表した

姫路市市長公室長 髙馬豊勝氏

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市街地活性化など5テーマ

▼C班 観光振興/夜も楽しめる姫路に

 C班はまず「経済振興」のテーマについて「姫路で創業する」という切り口でまとめ「市はすでに図書館に創業応援セミナーなどの開催告知の情報を発信しているがまだPRが足りない。セミナー開催の情報を映画上映前の宣伝や、人通りの多い駅でのポスター掲示で発信しては」とのアイデアを披露。また、「観光振興」のテーマについては「夜の姫路をPRする」方法を提案。「姫路城につながる大手前通はビジネス街で店が閉まるのが早いという課題がある。夜の大手前通に屋台を出すほか、バス、電車の運行時間をより遅い時間に拡大すべき」との意見が出された。

▼D班 農業振興/法人誘致し地元野菜栽培

 「農業振興」と「観光振興」について議論したのはD班。前者については「地元農業の振興策として『姫そだち』という地産野菜ブランドがあることを初めて知った。流通量が少ないので見かける機会が少ないし、価格も高くなりがち。そこで、多くの人の目に触れるよう大きなスーパーに並べるほか、産地の休耕田畑に農業法人を誘致し栽培規模を拡大するなど、さまざまな取り組みが考えられる。また、ヤマトヤシキの屋上を有効利用して、農業体験ができる場にしてはどうか」との提案もなされた。

 後者については「滞在型観光の振興」を進めるべきとし、「姫路城以外にもまちを楽しんでもらえるように、大手前通で酒造組合と姫路おでんのコラボイベント、酒かすを使ったかす汁などが食べられるイベントを開いては」とのアイデアが出された。

▼E班 広報推進/姫路城一本押しで印象強く

 E班は、「広報推進」のテーマについての議論の過程を紹介。「姫路市外の人に姫路城以外で興味をひきつけるには『食』がわかりやすい。姫路おでん、ひねぽん、アーモンドトーストなどがあるが、さらにインパクトが欲しい。姫路城一本押しという方法もある。年間入城者数は200万人近くだが、もっと魅力を広く伝えることも大事ではないか」と投げかけた。

 「農業振興」については、農業を始めるための入り口づくりにテーマを絞って議論。「どういう人が農業に従事するかを考えると、高校生、大学生がおり、脱サラする人もいる。それぞれにアプローチを変えて魅力を発信すべき。農業に興味を持つ高校生は少ないので、彼ら彼女らが関心の高いITと農業を組み合わせた体験をしてもらえば、ハードルが下がるのではないか」と提案した。

▼ブランド力生かすPRに

 五つの班からの提言を受け、総括した神戸新聞社パートナーセンター長の三好正文氏は「自分のまちのことを考えるためにはまずライバルのことを知ることが大事。外国人観光客が京都や大阪に行ってしまうのはなぜかを考えてみるといい。また、自分を知ることも大切だ。例えば、姫路城はなぜ白いのかを考えてみるのもその一つだ。そうすれば姫路だからこそできるアイデアがわいてくる」とわがまちの魅力を見直す発想法のヒントを伝えた。

 また、髙馬氏は「皆さんの意見を聞いて、姫路にはブランド力はあるがPRが不足していることを痛感した。若い人に情報が届くようデジタル情報の活用をさらに進めていくだけでなく、若い人が興味を持てるような情報にして発信しないといけないことがわかった。市職員も意識改革していきたい」と述べ、本年度の「ひめじ創生カフェ」を締めくくった。

2018/12/12
 

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