若者たちが姫路の将来像について語り合うタウンミーティング「ひめじ創生SDGsカフェ」(神戸新聞社共催)がこのほど、姫路市内で開かれた。中高生や大学生を中心に約50人が参加し、教育や健康福祉、産業振興などをテーマに活発に意見を交わした。
国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」を踏まえ、地域の課題やその解決策を議論するのが狙いで、市が昨年に続いて開いた。今回は、今年あった別のカフェで出た意見も参考に話し合った。
市職員や神姫バスの若手も交え、9グループに分かれて机を囲んだ参加者は、与えられたテーマに沿って議論を開始。「新型コロナウイルスの影響で高齢者の健康状態が心配」「姫路の中心部には自然が少ない」などと自由に発言し、グループごとに内容をまとめて披露した。
ごみ問題をテーマにした東洋大姫路高1年の栃原慧理(さとり)さん(15)らのグループは、海洋ごみからポイ捨ての現状まで幅広い視点から意見を出し合った。栃原さんは「所属する生徒会でごみ拾いに参加しているが、学校の外にまで取り組みを広げていきたい。カフェは改めて環境を考えるいい機会になった」と話した。(森下陽介)
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